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第4章 概算見積書のポイント
お見積書が完成したので、H様に再度ご来店いただいた。
私たちの見積書は「概算見積」という名目ではあるが、内容が非常に詳細である。
そのため、見積書はお会いしてお渡しし、内容についてのご説明をすることにしている。
今回、H様も見積書完成のご連絡をいれたところ、「すぐに行きます」と早速ご来店くださった。
こんなふうにお客様からリフォームへの熱意が伝わってくると嬉しくなる。
そういえば、「金額だけ教えてください、安い会社に決めますから」というタイプのお客様は、なぜかライフデザインにはご縁がない。
その日はご主人様はお仕事で都合がつかず、奥様だけがご来店された。レイアウトとお見積書・計上した資材の資料をお渡しし、内容をご説明した。
1LDKのプランも、方向性は十分ご納得いただけた感があった。
リフォームされる方は、業者を検討するうえで、合見積りを取ることが一般的だ。
今回のH様も当然合見積りを取られていた。
H様が重要視されたのは、金額はもとより、金額算出の方法だった。
私たちの見積りは、H様邸オリジナルのお見積りである。
H様のご要望・生活スタイルからレイアウトプランを作成し、そのプランにそって、資材費と工事費をそれぞれ提示している。
概算見積とはいえ、基礎になる部分の木材料はもちろん、今回のリフォームで使用する資材ひとつひとつを掲載し、定価とご提供金額を提示する。
作成側からすると、見積り作成には1週間の猶予をいただきたい作業である。
H様が合見積もりを取られたもう一方の会社は、坪いくらで算出するパッケージプランであった。
これで満足のいくリフォームができるのだろうか?と疑問を持たれているようだった。
その他の比較対象としては、担当者との相性も重要だ。
リフォームはかなりプライベートな部分に踏み込むことが多い。
リノマンションレベルの場合、初回の打合せからお引渡しまで、半年程度かかることもよくある。その間、連日のように担当者と会話をすることを考えると、担当者とウマがあうか否かは大きなポイントである。
そのことを奥様にもお伝えすると、ふふっと笑って下さった。相性はOKかなという期待が湧く!
また、今後お話が進むようなら、現場調査+設計図書作成の有償プレゼンテーションのご契約となる旨をお伝えし、ぜひご検討いただくようお願いした。
奥様からは、今回のお見積りに含まれていなかった件で、ご要望として「エアコン設置・サッシ交換・電気床暖房」が挙げられた。また収納についてももう少し課題があると感じた。
とりあえず、リノマンションというご提案が出来たことで、H様にとって今後の暮らし方に選択肢がひとつ増えたということは、嬉しいことだ。
もちろん、ご縁をいただければ最高だが。。。いずれにしても最初のプレゼンが終わればあとはいいお返事をお待ちするのみ。
次の『第五章 ライフデザインへのご依頼』を読む。



