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中古マンションの履歴情報公開 『 家歴書 』 に必須の設計図書
今朝も、新聞の折り込みに中古マンションの販売チラシが入っていました。
生涯で最高額と言える買い物が、B4一枚のザラ紙チラシで紹介されています。
そこには、必要最低限度の情報しか記載されていません。
間取り図と言っても、寸法すら記載されていません。
これから数十年、「生活」の拠点となる住まいを購入するに当たって、新築マンションと中古マンションの扱いに
これほどの「格差」があって良いのでしょうか?
私達ビルダーは、不動産仲介の世界に立ち入ることは出来ません。
BA1枚のチラシを持参して、入居前リフォームのご相談にみえるお客さまのご要望をお聞きしながら、
「この中古マンションにリフォームの設計図書で存在価値を目に見える形にしてあげたい」と思う毎日です。
これからご紹介する「リノマンション設計図書」は、リフォーム工事の現場施工で必要となることは当然ですが、
「200年住宅構想」など、住宅の長寿命対策・履歴情報公開による流通活性化や
資産価値維持・有効活用への取り組みが強く求められる中で、最も基本となる資料でもあります。
リノマンション竣工後にどのような施工が行われ、リフォーム工事でどのように住宅性能が向上したかを
履歴として残すために、着工前に最終設計図書を作成します。
■施工前の現況平面図
いわゆるbefore図面です。
共用部扱いの躯体壁や給水取り込み位置・排水位置などの制約条件が表示されます。
■改修平面図
家族構成やご要望をお聞きしながら何度も打ち合わせを重ねて決定した
新しいレイアウト図面です。
4LDKの間取りから、畳コーナー付き1LDK+ウォークインクロゼットに間取り変更を行います。
■仕上げ表
各部屋ごと、床・壁・天井といった「部位別」に使用される仕上げ材の種類やメーカー・品番といった情報や
使用する住宅設備機器などのメーカー・品番を記載します。
■居室展開図
梁下や各居室の天井高を確認する「断面図」です。


とりあえず、、画面の都合で本日はココまで。。
建具表以降、「リノマンション設計図書2」についての詳細は
こちら>>>>をご覧ください。
家歴書となる『 リノマンション設計図書 』 建具表と照明計画
前回の『平面図・仕上げ表・居室展開図』に引き続き、リノマンション設計図書のご紹介を継続します。
■建具キープラン
キープランとは、新しく取り付ける建具(出入り口や収納の扉など)が全体のどこに位置するかを表す図面です。
■建具表

こちらは建具表です。
実際に取り付ける建具の色・形状・デザインなどを確認できる姿図です。
畳コーナーに設置する「開閉間仕切り壁」も、建具表に表示します。
■照明スイッチプロット図
新しい間取りに取付られる照明器具のスイッチが、全体のどこに位置するかを表す図面です。
居住者の動線に合わせて使い勝手の良い位置を決定します。
また、三路スイッチのように二カ所でそれぞれON・OFFが行えるスイッチなどは
取付位置次第でとても便利な機能を発揮します。
■照明器具リスト
一般的には、各居室天井のローゼットに取り付けるシーリングライトを除く照明器具、
玄関・廊下などのダウンライトや、キッチンの天井照明器具などは
リノマンションの標準仕様としてリフォーム工事に含まれます。
器具の形状・デザイン・機能や性能などを確認できる姿図です。
■コンセント・TV・TEL プロット図
新しい間取りに取付られるコンセントなどのアウトレットが、全体のどこに位置するかを表す図面です。
居住者のライフスタイルに合わせて使用頻度の高い場所に位置を決定します。
ブロードバンドなど、新しい通信配線の取り出し位置なども事前に協議して決定します。
と、いうわけで。
本日も画面の都合でココまでといたします。
引き続き、設備関係の設計図書についての詳細は
こちら>>>>をご覧ください。
家歴書となる 『 リノマンション設計図書 』 設備配管図
前回の『建具表・電気配線図・照明計画』に引き続き、リノマンション設計図書のご紹介を継続します。
■床暖房配置図
今回は、熱源機の都合で『 電気床暖房 』となりました。
発熱シートの敷設範囲が、全体のどこに位置するかを表す図面です。
■給水・給湯配管図
ヘッダから各水廻り機器への樹脂配管ルートを示す配管図です。
今回は、防水パン下にヘッダが置かれ、給水・給湯管は全て床転がし配管となります。
■排水配管図
キッチン・トイレ・洗面所・浴室の排水配管は全て更新されます。
新しい排水管の配管ルートを示す図面です。
■空調・排気配管図
各居室のエアコン室内機の設置位置、冷媒配管・ドレーン配管なとの空調機器が、
全体のどこに位置するかを表す図面です。
また、浴室やトイレの換気配管も新しく更新されます。浴室は換気暖房乾燥機が設置されます。
以上、全15枚の『 リノマンション設計図書 』が完成し、お客さまの承認を頂きました。
いよいよ、、管理組合へ工事申請を行います。
ヴィンテージマンションのリノベーションリフォーム。
管理組合への工事申請にご興味のある方は、、、
こちら>>>>をご覧ください。
管理組合へ 『 リノマンションの工事申請 』 を行う
分譲マンションは区分所有法という法律によって、専有部分と共有部分に分けられています。
専有部分と共有部分とはどういうふうにわかれているのでしょうか。
玄関を入った住まいの内部は専有部分にあたります。
一方、住人が共同で使う部分(各住戸までの廊下や階段など)や、建物としてなりたつために構造上あるいは、
法規上共用となる部分(構造壁、外部に面した窓サッシや窓ガラス、玄関ドア、ベランダなど)は共用部分にあたります。
こちらは、典型的な「マンション管理規約」です。

(専有部分の範囲)に記載されているとおり、このマンションでも「サッシ」は構造物に属するとされています。
さらに、「サッシのガラス」についても構造物に帰属するとされています。
しかし、当時は最先端の設備として導入された「セントラル冷暖房設備」や「アルミサッシ」も、
39年が経過した現在では性能の低下や、
機器自体が製造中止となったり 日常生活を送る上で頻繁に不具合が生じるなど、
トラブルが発生しています。
このトラブルを改善するために、各住戸が単独で空調機器を設置したり、
現況のように住人が独断で窓ガラスを加工してしまうなど、
現実的には規約遵守が難しい状況になりつつあります。
このような「非現実的」な管理規約によって、
リノマンションの特徴である「住宅性能を向上させる」リフォームが制約されるようでは、
理想のマンションリフォームはいつまでたっても実現しません。
私たちは、管理規約は絶対的なものではなく、共同で住む人たちが定めた
ひとつのルールのようなものだと考えています。
時代の流れにより実情にそわなくなったり、規約の変更や新たな規約が必要になった時には、
居住者同志の話し合いで変更していくこともできると考えています。
今回も、いつもと同じく「サッシ交換」を含めたスケルトンリフォームの工事申請を行うことにいたしました。
(専有部分の修繕等)・17条にあるように、
マンションのリフォーム工事の場合、あらかじめ理事長(理事会)にその旨を申請し、
書面による承認を得なければなりません。
また、一般的に申請の際には「設計書」「仕様書」「工程表」などの施工に関する資料提出と、
隣接住戸の居住者に工事内容の事前説明を行った上で承認を得ることが義務付けられています。
サッシ交換・給排水配管更新などの施工については具体的な施工図と関連資料も添付した上で
全ての書類を揃え、管理組合に工事申請を行いました。
2週間後、管理組合から「リノマンションリフォーム工事」の承認が取れたとのご連絡が入りました。
施工内容や機能の特徴などを詳しくご説明した結果、サッシ交換についてもご了解をいただきました。
いよいよ着工です!!。
リノマンションがスタート!『美しく剥がす』撤去解体工事 詳しくは>>>>こちらをご覧ください。



