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モルタル・左官工事
■モルタル塗り・左官工事は湿式工法と呼ばれ、『材料が重い』『乾燥養生などの工期がかかる』といった理由から最近では乾式工法に変わりつつあります。
しかし、タイル仕上げや在来浴室の防水下地などモルタル仕上げでなければ機能が維持できないような条件では、なくてはならない重要な施工技術でもあります。

左官工事共通事項
■ 施工中に飛散したモルタル、こぼれたモルタルは、硬化する前に洗い落とし、硬化してしまったものは、ケレン、ワイヤーブラシ、サンダー等で削り取り、清掃します。
左官材料
■ 材料のセメントは湿気に弱いため、乾燥状態で保管し、袋の積み重ねは10袋以下とします。
■ 接着剤を使用する場合は、メーカーの施工要領事項に従い、可使時間・使用箇所に注意を払います。
■ 仕上げ後は、仕上げ面を汚損しないようにポリエチレンフィルム・合板などで適切な養生を行います。
1. 材料攪拌
■セメントはJIS規格品を用います。
砂は川砂で、土、粘土、ゴミ等混ざりのないものとします。
珪藻土は各メーカーごとに種々の仕様があるため、使用に際してはメーカーの製品データを確認のうえ、適切な材料を使用します。
2. 施工
☆ モルタル塗り
① 下地処理:
■ セメントモルタルの下地は、以下の2つに大きく分類されます。
■ラスカットボード
a.ラス下地(メタルラス、ワイヤラス、ラスシートなど)
使用するラスは強度のあるものを選び、ラスとモルタルを強く結束させるように施工します。
b.躯体下地(コンクリート、レンガ、ALCパネル、PCパネルなど)
■剥落防止のために、合成樹脂エマルションの混和もしくは塗布を行うなどの付着性を重視した処理を行います。
■ 凹凸のある箇所は、埋める又は、ハツリとり、できるだけ平坦に均します。
■ 下地・下塗りで乾燥したものは、適度な水湿りを与えます。
■ 下地・下塗りは十分清掃してから塗り方にかかります。
②調合及び塗り厚
■モルタルの調合及び塗り厚は建築工事共通仕様書に準じるものとします。
モルタル調合基準表の確認
③仕上げ及び工程
■ 仕上げ工法及び工程は右表に準じるものとします。
仕上げ工法と工程表の確認
■材料の性質上乾燥による収縮が大きく、
剥離、ひび割れが発生することがあるので、工程と工程との間では、十分に時間をおいて乾燥させ、硬化をはかってから次の工程に進むようにします。
☆左官工事・樹脂モルタル薄塗り
■壁タイル下地やクッションフロア・硬質塩ビタイルなどの床仕上げ材の下地調整として『カチオン樹脂モルタル』などの薄塗り樹脂モルタルを施工します。
④仕上げ精度
■ 仕上がり面は通り正しく、面にねじれ・ひずみがないように平滑に仕上げるものとします。
■ 仕上がり面の凹凸差は3mにつき、3mm以下とし、建具枠などのちりまわりにおいては、基準面より±1.5mm以下になるようにします。
その他目視による欠陥がないものとします。
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