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エポキシ樹脂注入施工

■鉄筋コンクリート構造のマンションは、柱・梁と耐力壁で骨組みが出来上がっている。
解体工事が完了した築35年のマンショスケルトンリフォームの現場で、下地確認を行ったところ、耐力壁に貫通クラックが見つかった。
亀裂は、壁を貫通し外壁まで達しているため、漏水の痕跡がある。
専有部分のリフォーム工事は原則として、共用部となる躯体壁の施工はできない。
しかし、プロのマンションリフォーマーとしては、見過ごす訳にはいかない。
管理組合に説明し、現場確認をお願いした。
本来は、外壁側に足場を組み外部から補修すべき劣化状況であるが、費用面と作業日程の都合で不可能である。
次回行われる大規模修繕時に施工する対象にし、今回は居室内からの補修工事を行わせて頂くことになった。
☆エポキシ樹脂注入工事
■室内から、亀裂に添って150ミリピッチで穿孔作業を行う。
■使用する材料は二液性の「エポキシ樹脂」今回は、アサヒボンド551を採用した。
■穿孔作業が完了、ゴムスポイドで穿孔内部のレイタンスを除去し、注入作業の準備に入る。
■エポキシ樹脂は、「主剤」と「硬化剤」の2液を重量比で混合し、攪拌する。
攪拌と同時に、反応硬化が始まるため、スピーディーな作業が求められる特殊な技術が必要である。
■攪拌が完了すると、注入ガンに材料を流し込む。
■亀裂に添って穿孔した孔からエポキシ樹脂を注入する。
均等な圧力でクラックに浸透させる。
■0.3ミリから幅広のカ所では1.0ミリ程度の貫通クラックにエポキシ樹脂が注入され、余材がオーバーフローしてくる。
冬季では、24時間の乾燥硬化養生が必要である。
■明日の日曜日は養生期間に充てる。週明けから発泡ウレタンの断熱材吹き付け作業に入る。
漏水の目止めが完了し、お客さまも安心された。リフォームの際には、仕上がってからでは確認できない下地補修が非常に重要だと思う。
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