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リノマンションリフォーム発想法
| 構造 | SRC構造 | 築年数 | 28年 |
|---|---|---|---|
| 施工費 | 940万円 | 施工期間 | 60日間 |
| 専有面積 | 75.60㎡ | 設計・監理 | 宇都宮良介 |

リノベーションリフォームの施工手順をご覧いただけましたか。
お読みになったあなたは、リフォーマーに随分近づきました。
大切な資産であるマンションの将来をお考えになっていらっしゃるあなたの為に、ライフデザインはお力になります。
ここで、ご紹介しているリノマンションは、
歴史あるライフデザインの第一号リノマンションです。
この後、多数のリノマンションの実績を重ねました。
ライフデザインのリノベーションリフォーム、リノマンションは、更に進化していきます。
ここで、リノベーションリフォームの発想法をまとめましょう。
【インフラを最新のスペックに】


築28年の3LDK。
設計者がまず考慮したのは、普段はあまり目にすることのないインフラ面の整備であった。
具体的には、給排水、給排気、断熱、遮音の4つを全て最新のスペックに交換することである。
(写真参照)
まず給排水は、階下の天井裏に設置されていた配水管を除き、全配管をさや管ヘッダー方式 に変更。
給排気には、バルコニー側から取り込んだ外気を、
脱衣室天井裏の熱交換器経由で各室に給気するシス テムを導入した。
断熱は、外壁に面する躯体壁面に新たに発砲ウレタン(30mm厚)を吹き付けた。
これ自体はよくある断熱工事だが、吹き付けのための大型コンプレッサーの設置や、
5階の現場まで引き込 むエアーホースのルートの確保など、「むしろ作業前の方が大変だった」(宇都宮)という。
【遮音の工夫】
遮音には特に拘りを見せた。
床は(社)日本建築学会の性能基準で最上級となるL-40を採用。
いわゆる置き床の仕様で、
際根太と 壁の間には、床から壁への振動を防ぐため、400mmピッチで、根太パッキンを挟み込んだ。
スラブとバーティクルボートの間には、遮音性能をより高めるため、ポリエステル繊維シートを敷いている。
壁は、GL工法を採用した。
一般に遮音性能が劣ると言われているGL工法だが、今回は接着剤として通常 使用されるダンゴ状のモルタルに代わり発泡ウレタン接着剤(エアタイト)を使用した。
施工の際、エアタイトをZ型に吹き付けて張ることで、壁に反響する音を逃がそうというねらいである。
ただし、この方法は吹き付けたエアタイトが暴れやすく施工が難しいため、「今回のような施工箇所の少な い場合のみ有効な方法と考えている。」(宇都宮)とのことだ。
【景色を取り込み、畳でくつろぐ】
インフラ面の施工以外にも注目すべき点は多い。
例えばサッシである。
管理規約では、防火上の制約から、
網入り強化ガラス使用せざるを得ない。
緑豊かな景色も、間に網入りガラスが入っては、せっかくの 眺望が台無しになってしまう。
そこで、特別に管理組合の許可をもらい、ガラスに網が無く、なおかつそれ以上の耐火性能をもつ、5mm厚の「ファイヤーテンパ(旭硝子)に交換した。
(写真参照)
これにより、眺望のよさをよりダイレクトに取り込むことができた。
また、ベランダ側に移動させたリビング・ダイニングは、全て畳敷きとした。
気楽に横になったまま景色を眺められ、リラックスできる空間とするためである。
さらに、家具類は、すべてスペースに合わせた造り付けとした。
そのため、洗濯機横のランドリーボックスは、廊下、洗面室の2方面からの使用が可能となり、キッチンカウン ター下の収納棚もキッチン側、リビング側双方から使うことが出来る。
空間を有効に活用した好例といえよう。(写真参照)
【建設知識記者 藤山氏より取材時のコメント】
断熱工事やサッシの変更など、近隣への配慮や管理組合との交渉といったマンションならではの問題は、 この現場でも重要な作業の一つだったようである。
だが、それらに丁寧に対応していくことで施主様の信頼も得られ、結果として設計者自身も、満足のいく 改修が出来たとのことだ。
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